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2016年5月13日金曜日
最古の文明人って?
青森県の大平山本1遺跡で世界最古の磨製石器が発見されたから、それもありますが…。
岩軸遺跡で発見された3万年前に作られた「槍カンナ」そっくりの石器ですが、昔の人は大木を切り倒すのにも木を火で焦がして、この石器でカリカリ削りながら、切り倒し、加工もしていたのだそうです。
法隆寺の建築も、この技法で作られているのだそうです。
こんな小さな石器で削るのですから、当然膨大な時間がかかります。
職人に食事を出すために炊き出しをする女性、食材を集めてくる人など、すべて社会的な分業制になって一つの事業のために一致団結して働いていたんですね。
以前、7000年くらい前には日本の東北地方の人たちは、栃の実のでんぷんを取り出すために分業して栃の実をつぶし、水にさらし、でんぷんを取り出すということをやっていた、という記事を書きましたが、これが、最古の共同作業場であったといわれています。
この時日本の火山が爆発して、天候が激変し、それまで栽培していた栗の実が取れなくなり、その代わりに渋い栃の実を採取しましたが、栃の実はこのままでは食べられませんでした。
そこで住人たちが一致協力して、栃の実からでんぷんを取り出す工場を作ったのです。
少ない食料を奪うために殺し合いをするのではなく、互いに協力して苦難をのりこえたのです。
日本人の先祖は、氷河期にマンモスを狩りながら大陸を渡ってきましたが、高い技術で鋭い切れ味の刃物を発明し、優れた武器を持っていました。
しかし、それを他人から食料を強奪するために使ったりせず、ひたすらみんなと一致団結して、狩りの技術を磨き、大きな獲物をしとめるために使いました。
原始時代から、野蛮人ではなかったのだと思います。
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