>最初に天上で王であったアラルは9 年後にアヌにその座を奪われる。しかしアラルの血を受け継ぐクマルビがそのまた9年後にアヌに戦をしかけ、勝利する。クマルビは逃げるアヌを追って、彼の性器に噛み付き、精液を飲み込む。それによってクマルビはアヌの呪いのかかった神を妊娠し、嵐の神を産む。嵐の神はクマルビに戦いの準備をし嵐の神が勝利した。その後クマルビが岩と契りを結び、息子ウルリクンミをもうけた。クマルビは全身が岩でできたこの息子に嵐の神への復讐を託す。彼は日増しに成長して嵐の神を脅かすようになり、嵐の神は苦戦を重ねる。最後には知恵の神エアの助けをかりて、嵐の神がウルリクンミに勝利し、その覇権が確立した。
http://www.rui.jp/ruinet.html?i=200&c=400&m=244954
このクマルビの神話が、ギリシャ神話のクロノスとウラノスの話にそっくりなんです。
http://homepage2.nifty.com/delphica/orient/kumarubiandgreece.html
>「ザームヤズド・ヤシュト」 に詳しく書かれています。このヤシュトでは、誰がこのカウィの光輪を持って いたか、という記述が続きますので、結果的に、このヤシュトは古代イランの 歴史の要約になっています。
>このヤシュトに登場する王は次の通りです。
>ハオシュヤンハ・パラザータ(ベーシュダート朝の祖) >タクマ・ルピ (ベーシュダート朝の二祖) >イマ (ベーシュダート朝第1期最後の王) >スラエータオナ (ベーシュダート朝の再興者) >クルサースパ (ベーシュダート朝の再々興者)
>カワータ,アピウォフ,ウサザン, >アルシャン,ピシナフ,ブヤルシャン, >スヤーワルシャン (いずれもカウィ朝の王) >ハオスラワフ (カウィ朝中興の祖)
>なお、スラエータオナは「ダハーカ竜」を倒した勇者としても知られます。
http://www.ffortune.net/symbol/sinwa/zoro/zor11.htm
このクマルビと、タクマ・ルビが同一人物と見られる。
またイランのタフムーラス王とも。
> タフムーラスは、ペルシアの叙事詩『シャー・ナーメ』に登場する、古代イランの第3代目の王である。フーシャング王の子で、ジャムシード(『アヴェスター』における聖王イマ)の父とされる。また悪魔の束縛者であり、アフリーマンに騎乗して、世界中を駆け巡ったという伝説の持主である。
『シャー・ナーメ』によるとタフムーラス王は30年間王位にあり、その間に野生の動物を捕らえて訓練し、戦いに用いることを初めて行った。
> ところで、タフムーラスがアフリーマンに乗ったという伝説には続きがある。王は恐怖心を感じないことによってアフリーマンを支配し続けたが、それを 知ったアフリーマンは王妃に自分を解放してくれるように頼み込んだ。そうとは知らずタフムーラスは王妃に、アフリーマンに乗っているとき、エルブルス山を通りかかると不安になる、と話してしまった。王妃はすぐにこのことを伝えたので、アフリーマンはこれを利用して王を傷つけたという。
>より古い伝説では、イランの王タクマ・ウルパはアグラマニシュ(アフリーマン)を馬の形にして騎馬としたが、30年後に馬に喰い殺されたという。
タクマ・ウルパ=タフムーラス=クマルビですね。
そして彼の岩の息子ウルリクンミは最終的には嵐の神テシュブに敗れます。
http://www.toroia.info/dict/index.php?cmd=read&page=%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%B3%2F%E3%82%A6%E3%83%AB%E3%83%AA%E3%82%AF%E3%83%A0%E3%83%9F
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