カユーマルス(ガヨーマルタン)
スヤーマク
フーシャング
タフムーラス
ヤマ(聖王イマ)
>ジャユーマートからオーシャハンジまで
> ジャユーマート(カユーマルス)はアーダムであるとするペルシャの学者によれば、ジャユーマートには息子のマシーが生まれ、彼は妹のマシュヤーナと結婚した。彼女は彼に息子のスィヤーマク※と、娘のスィヤーミーを儲けた。スィーヤーマク・イブン・マシー・イブン・ジャユーマートには、息子のアフラワーク、ディース、バラースフ、アジワブ、娘のアフリー、ダーズィー、バリー、アウラーシィーが生まれた。彼ら全員の母はスィヤーミー、彼らの父の妹だった。
※フェルドゥースィーの『シャーナーメ』によれば、スィヤーマクはカユーマルスの息子。
http://ameblo.jp/ibn-ishaq/entry-11490040238.html
>カユーマルス(کیومرث)は、フェルドウスィーの叙事詩『シャー・ナーメ』におけるペルシア初代の王である。ゾロアスター教の聖典『アヴェスター』に登場するガヨー・マラタン(パフラヴィー語文献における原初の人間ガヨーマルト)が、そのモデルとなっている。
>カユーマルスは物語の最初に登場する。ペルシアに文化をもたらし、邪神アフリーマンと戦う。豹の皮の服を着ており、あらゆる人間や動物が彼に祈りを捧げていた。
彼はアダムじゃないような気がする。
>アフリーマンの息子に愛息スィヤーマクを殺されるが、その息子フーシャングが敵討ちを遂げるのを見届け、カユーマルスは30年の在位を終えて没する。
アダムの息子アベルは殺されて子孫も残せなかった。
だからその代替えとしてセツが生まれたのだし。
>ガヨーマルト(Gayōmart)はイラン神話に登場する最初の人間。名前は「死につつある命」の意。「ガヨーマルト」とはパフラヴィー語の文献にみえる名前であり、ゾロアスター教の聖典『アヴェスター』では「ガヨー・マルタン」、『シャー・ナーメ』では「カユーマルス」と呼ばれている。
>アフラ・マズダーが地上を創造したとき、ガヨーマルトも生み出された。
>その体は金属でできており、3000年もの間霊体として存在し、若者の姿となって30年間生活していた。
>悪神アンラ・マンユは地上を攻撃し、動植物を滅ぼし、ガヨーマルトも毒を盛って倒した。
え、体金属なのに、毒で死ぬんですか?
「死につつある命」と言う名前なんですから、ロボットとは違い、定命の生命体だったのでしょうが・・・
>最期の刻、ガヨーマルトの体から精液が放たれ、スプンタ・アールマティの胎内に入り、それから40年が経った。
イシスとオシリスの話に似ていますね。
>するとそこから潅木の木が生えて男女の形に変わり、人類の祖となる男マシュヤグと女マシュヤーナグが生まれた。
>一緒に殺された牡牛の精液からも、さまざまな穀物と薬草が生まれた。ガヨーマルトの死体は7種類の金属になった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AC%E3%83%A8%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%88
これ、盤古神話と同じで原初の人類の死体から万物が生成された、というパターンですね。
金属に変じる、と言うのが珍しく思えます。
> スィヤーマクの娘アフリーは、兄のアフラワークにホーシャンク(フーシャング)・ペーシュダード王※を 儲けた。支配者として祖父ジャユーマートを継いだのが彼で、彼は七つの邦すべてを支配した最初の支配者だった。インシャアッラー、我われは彼の時代に至っ たとき、その歴史に言及しよう。ある学者は、このオーシャハンジ(フーシャング)はアーダムの腰によるエバの子供と考えている。
※『シャーナーメ』によれば、フーシャングはスィヤーマクの息子、悪魔アフリーマンの息子と戦って殺された父に代わって王位を継承した。
<マシュヤグとマシュヤーナグ(Mašyag,Mašyānag)>
>2人は共にガヨーマルトが地中に放出した精液によって生まれた兄妹であり、ガヨーマルトがアフリマンに殺されたので彼ら以外に人間はいなかった。
ここではスィヤーマクの存在が否定されている。
アダムの次子アベルはカインに殺されて子孫を作れなかったので無視されたのか・・・
しかしもし、殺される間際に地母神アールマティとの間に出来た子がアフリーとアフラワークだとしたら?
「悪魔アフリーマンの息子」とはカインという事になる。
イランの神話ではアダムは善悪の知識の木の実ではなく、毒麦を食べさせられて死んだことになっている。
(「孔雀天使」の項を参照。)
>悪神アンラ・マンユは地上を攻撃し、動植物を滅ぼし、ガヨーマルトも毒を盛って倒した。
そして新しい人類始祖のカップルは植物として大地から生えてきました。(マヤ神話みたいです。)
>はじめに麻の形で地中から生まれ出て、後に人間の男女の形となったという。
>2人はしばらく婚姻を結ばずに暮らしていたが、93年6か月を過ぎない間に婚姻を結び、男と女で1組となる双子を7組産んだ。
>そのうちの1組である スヤーマグとナシャーグからフラワーグ、フラワーギーという兄妹が産まれ、この兄妹からホーシュヤングとゴーザグという兄妹が産まれる。
>この2人から ウィーワング兄妹が産まれ、この2人の子供がタクモールブ、ナレサフ、スピドユル、ジャム、ジャマグの5人である。
>7組の双子はそれぞれ共に生まれたもう 一方の異性をつがいとし、彼らの子孫からゲーティーグ界の人類の歴史が始まった。
>ホーシュヤングはアーリア人最初の王朝ペーシュダートを作り上げている。
>しかし彼らの子孫であるところの穢れのない人類は、アフリマンの襲撃を受け、悪と混合することとなった。
新約聖書を見ると、イエスも自身をよくオリーブの木やブドウの木に喩えました。
終末に滅ぼされる悪人たちを「毒麦」とも呼んでいますね。
聖樹信仰をしていたオリエントの人々を伝道しようとしてそのような喩えを話されたのでしょうか。
>ある学者は、このオーシャハンジ(フーシャング)はアーダムの腰によるエバの子供と考えている。
> ヒシャーム・イブヌル・カルビー※は、我われが彼を典拠として聞いているところによれば、(ヒシャームは次のように伝えている)。
>「我われは――神が最 も御存知であるが――、地上を支配した最初の王は、オーシャハンジ・イブン・エベル・イブン・シェラ・イブン・アルパクシャド・イブン・セム・イブン・ノ ア※であると考えている。彼は続けた。
>「ペルシャ人は、彼はアーダムの死後、二百年生きたと主張している」。彼は続けた。
>「我われが聞いているところによ れば、この王はノアの後、二百年生きたが、ファールス(イラン)の人びとは、ノアの前のことには触れずに、彼はアーダムの後、二百年生きたとしている」。
ペルシャ人はどうもアダムからノアまでの歴史をすっ飛ばしているようです。
アダムとエバの子供はカイン、アベル、セツで、現代に至るまで子孫を残せたのは、セツだけという事になりますから。
アフラワークとアフリーの子供 ホーシャンクはぺーシュダード王だそうですからこの「ペーシュダード」が「ヤペテ」だとすればコーカソイドの王という事になって、イランの初代王としてつじつまが合うのです。
> 地上を支配した最初の王は、オーシャハンジ・イブン・エベル・イブン・シェラ・イブン・アルパクシャド・イブン・セム・イブン・ノ ア
しかし系図はノアの子セムの子アルパクシャデの子シェラの子エベルの子オーシャハンジ(フーシャング)という事になり、セム系ということになります。
<オーシャンハンジの支配>
>彼らはまた、彼はインドに行き、広い範囲を行動したと伝えている。彼が政治を刷新して彼の統治が堅固に樹立されると、彼は頭に王冠を戴き、彼は王国を祖父のジャユーマートから継承し、反逆的な人間と悪魔(アフリーマン)を懲罰し復讐すると演説した。
> また彼らは、彼はイブリースとその軍隊を鎮圧し、人間と交わることを悪魔に禁止したと主張している。彼は白書に文書を書き記し、いかなる人間にも敵対す ることを禁じた契約を悪魔に強制した。悪魔がそのようなことをした場合、彼は悪魔を威圧した。彼は反逆した悪魔と多数の怨霊を殺した。
> 彼を恐れた悪魔たちは砂漠、山、辺境の峡谷に逃亡した。オーシャハンジはすべての邦を統治した。ジャユーマートの死から、オーシャハンジの誕生と支配までに二百三十六年が経過した。
> ペルシャ人はまた、イブリースと彼の軍隊はオーシャハンジの死に驚喜したと主張している。
>オーシャハンジの死により悪魔は、アーダムの子供たちの居住地に入り、山や谷から彼らのところに出て行くことができたからである。
http://ameblo.jp/ibn-ishaq/entry-11783610461.html
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