ドイツ紙も安倍首相の靖国参拝を批判、「日本の歴史に対する態度は反面教材だ」―中国紙
中国紙・環球時報は27日、安倍晋三首相の靖国神社訪問について、ドイツメディアが「日本の歴史に対する態度は反面教材だ」と批判していると報じた。
ドイツ紙フランクフルト・アルゲマイネは26日付の評論記事で、「日本は第2次大戦中に犯したとてつもない大罪をいまだに否定している。日本はいつも反面教材だ。安倍首相は靖国参拝を問題ないと思い込んでいる」と批判した。
26日付の韓国紙・ソウル新聞は、安倍首相が参拝後、「中韓両国にマイナスの影響を及ぼすとは思っていない」と発言したが、「全くの詭弁だ」と指摘。「安倍首相は極東国際軍事裁判の審判と第2次大戦以降に形成された国際秩序を否定しようと目論んでいる。この一か八かの賭けは中韓だけでなく、米国にも向けたものだ」との見方を示した。
環球時報のニュースサイト・環球網が26日に実施したオンライン調査によると、89%の読者が安倍首相の靖国参拝は「意外ではない」と答えている。
(編集翻訳 小豆沢紀子)