のビデオクリップを1本の物語にした作品。
>舞台は大地に子どもたちが残された世界。そこに7人の救世主が現れ、歌とダンスパフォーマンスで子どもたちと汚染された世界を救う。
といった感じです。ChooChoo TRAINは、EXILEが、「救世主」になっているみたいです。
youtubeで探したらショートバージョンの999しかなくて韓国のパンドラTVというサイトで見ることができました。パクリツールでもこういう時には役に立ちます。
こういう限定画像は販売していないのだからどんどん保存して取っておきたいですね。
エハン塾やはやし浩司氏の動画等を見てからこの動画を見るとまたメタファーに富んでいて面白いのですが。
999の原点となっている宮沢賢治作品が宗教的とも言っていい幻想的な作品なのでそれを踏まえて作られている映画999もそうした宗教的なモチーフがちらちら出てきます。
母なる女神、魔女、堕落した文明、海賊(テンプル騎士団のメンバー)、世界の終末、生と死の問題、永遠の旅、終着駅で機械化母星メーテルのホームの鏡面仕上げの床に999のプレートが鏡文字となって666を映していてドキッとしました。(この666は千と千尋でもカオナシと主人公が乗った列車の中に登場してきました)
999 陰謀論 でググまでもなく 主人公の星野鉄郎と一体となって暗い宇宙の星々の冒険を通して「英雄の旅」を体験し、映画館を出てきたときは某秘密結社のイニシュエ―ションとして認められる、という仕掛けであると気づきました。
今回の動画のキーワードは星、光、文明の崩壊、救世主、太陽、復活。
動画中に出てくるシンボルに注目あれ。
Choochootrainの冒頭に羽の生えた丸い地球のようなシンボルがありますね。
あれはゾロアスター教の最高神アフラマズダのマークです。
次に登場する女性は何とメーテルです。
トレードマークの黒い喪服姿ではなく、日本の古代神話に出てくる女神のような格好と髪型をしています。
ゾロアスター教的には太陽神アマテラスという解釈なのでしょう。
病気の鉄郎を看病して、食事を与えようとすると、そこに焼け出された落ち武者みたいな真黒な戦士がやってきます。
さびれた神殿にはクリスタルのシンボルがあり、それが輝き一瞬、誰か人物の顔を映し出すとそこには7人の救世主が現れます。
7人の男たちはなぜか踊りだします。
古来舞踏は神にささげられたものだから、
彼ら(踊り手)は失われた信仰の復活の祭礼を祝うシャーマンです。
そして999の動画では、水洗トイレの効果音がして真っ二つに割れた地球から真黒な水と共にドロドロしたゴミが流れだし、見る見るうちに水が澄んでいきます。
ちょうど歌が始まる時に映し出される像があるのですが
これは黒いヤギの顔ですね。
多分バフォメット=サタンを表しているのだと思います。
アフラマズダのシンボルはキリスト教のシンボルフラワーである白バラで覆われ、邪悪な文明によって汚された地球はデトックスされ元のように美しい姿を回復していきます。
美しい街並みに子供たちがパレードし、透き通ったドレスを着た少女はガラスのクレアだと思います。なぜかドレスのデザインは17世紀フランスのものに見えます。
鉄郎がハイタッチしたお団子の女性はタイタンで出会った、トチローのお母さんでしょうか。
空はすっかり青さを取り戻し、メーテルと鉄郎が見上げるとそこには黄金色に燃える太陽が映し出されます。
順序としてはChoochootrainでダンスと祭礼で人々の心に信仰を復活させ、希望の光を灯し、つぎの999の動画で地上の浄化、新しい文明の建設と人類の幸福を表しているのだろうと思います。
<愛と赦し>
いくら荒廃した世界とはいえ、水たまりで水を飲んでいる子供たち蹴散らして、女性を銃で殴って病気の子供から食料を奪うとかないよなあとか思っていると、999の動画の終盤でメーテルが食事の入ったボウルを敗残兵の兄ちゃんに差し出している。飲み水を蹴散らされた女の子も同じように微笑みかける。私だったら絶対足の小指を蹴るくらいはしていると思うw兄ちゃんはえ?いいの?みたいな顔をして受け取って食べる。天国に入るには罪の赦しが不可欠なんだなあ・・・
人の心も完全に浄化され、平安と安らぎがやってくる。
最後はみんなで神を讃えるダンスをして終わり。
ショートバージョンの999のほうだけでもテーマが美しくて泣けます。
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