古代インドではディーヴァは天と訳され、神々のことです。
アシュラはそれに敵対する魔人ですが、古代イランではこれはアフラとなり神の意味になります。
そしてディーヴァはダエーワになり悪魔になります。
ディーヴァを神にするとアフラマズダのアフラ=神という説と整合性が取れなくなります。
アフラマズダって神の中の神なんでしょ?東方ミトラ教会の教義によれば。
そういえば「アフラ」を語源と刷る単語は「ディーヴァ」を語源とする単語に比べて、非常に少ないですね。
アフラ→アウラ→オーラ 光の意味ですね。インド神話の魔神は「アシュラ」です。
デーヴァ→ ディオス、ゼウス、ディバイン、デュオ、テオ、セオリーなどいろいろあります。
ペルシャ神話の悪魔は「ダエーワ」です。
サバジオスという言葉は「サバ」+「ジオス(=ディオスで神の意)」ですからサバ神、という意味になります。
で、このサバという名前はシュメールの都市国家では「ザババ」もしくは「ザママ」といい、キシュの都市神でした。
「ザババ ウィキ」https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B6%E3%83%90%E3%83%90
>ザババ( [ˈzɑːbɑːbɑː]あるいはザママ)はメソポタミア神話の戦いを司る男性神。古代メソポタミア、バビロニア北部の都市・キシュの都市神で[1][2]、初期王朝時代(前2900–2350年)には信仰の対象となっていたようである[3]。古バビロニア時代(前1830-)ごろからはラガシュの主神・ニンギルス(ニヌルタ)と同一視されるようになった[3]。ザババの神殿であるエメテウルサグ(Emeteursag)はスムラエル(Sumulael)の時代(前1880-1845年)に建てられている[4]。
>鷲頭の杖がザババのシンボルとされたり[10]、ライオンの頭の杖あるいはメイスとともに描かれる。
メソポタミアで「アフラ」という言葉が神の意に使われたのはゾロアスター教くらいなんですね。ゾロアスター教が主流になっても「デーヴァ」を語源とする神が圧倒的に多いです。
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