警告:私の記事は普通にネタバレ注意です。
昨日はトムクルーズのOblivionをみた。
最近の彼の主演映画は皆秘密結社がかっている。
こうしたSF作品ももちろんそうだ。
期待に胸を高まらせて視聴すると2017年の地球に
突然異星人が襲ってきて人類は辛くも撃退するが使用した核により地表は汚染され、土星の衛星、タイタン移住を余儀なくされるという背景である。
漸次的な移住先として、テットと名付けた宇宙ステーションで人類は待機し、そこから地球を異星人の残党から守るために監視している。
主人公はここからやってくる。
<メーソンと超古代文明>
まず出てくるキーワードは「巨人」の意味を持つタイタン。999の映画でも最初の到着駅がタイタンだった。
タイタニック、テイターニア。人類以前にいた地球の知的生命体。巨石文明の担い手を仄めかすかつて滅んだ超古代文明の担い手である。
そして地球を監視しているテトは、三角形の宇宙ステーションであるテトラである。
これがピラミッドアイで象徴されるメーソンを表している。
主人公は地球の成層圏のステーションでチームメイトのヴィカと暮らしながら地表の監視やドローンの修理を行っている。
そして日課の地表パトロール中に主人公が見つけたものは
カプセルに入った謎の美女である。
その美女はジュリアといい、主人公を知っていた・・・。
設定がボトムズのキリコとフィアナですw
なぜか地表監視用のドローンは彼女と共に不時着した船の生き残りのカプセルを攻撃し、ジュリアも殺そうとするが、主人公は身を立てにしてかばい、彼女を助け出し、ステーションに連れ帰る。
主人公はジュリアの夫だというのだ。
自分がジュリアに地上で一番高い場所でデートした時に、プロポーズしたと話すジュリアの話を聞いて主人公は初めて自分が記憶を失っていることに疑問を抱いた。
軍事機密ならいざ知らず、個人的な大切な思い出を消すとかありえない。
なぜ自分を含めて地上監視スタッフは直近の60年間の記憶を失っているのだろうか。
誰かに操作されているとしたら、それはなぜなのか。
主人公が異星人と思われる群れに囲まれた時に捕えられ、連行された先でマルコム・ビーチと名乗る謎の男(モーガン・フリーマン)と出会う。
主人公は彼にスカヴがエイリアンではなく人類の生き残りであること、タイタンに移民者などいないこと、移民前の一時的な避難先である宇宙ステーションと教えられていた「テット」という物体こそが人類の敵であることを告げられる。
そして、マルコムに送り出されて「汚染地区」へと向かったジャック(主人公)は、自分と全く同じ容姿の「Tech52」のジャックと遭遇する。
主人公のコードネームはTech48である。
そしてジャックは自分とヴィクトリアが量産されたクローンであり、テットの手先として人類を抹殺する任務をこなしていることを知る。
つまりなんだ 異星人の殺人デバイスであるテットがあらかた人類を殺した後、拿捕した人類のエリートの記憶を操作して辛うじて地上に生き残った人類の残党狩りを行っていた、ということらしい。
ボトムズが甘々に見えるほど希望のない未来図って何ぞwwwwwwwwww
テットは主人公を何千人もコピーして人類抹殺のための部隊を送ろうとしたらしいけどヨラン・ペールゼンが作ろうとした異能生存体の部隊みたいだわ
あれが実現していたらこうなっていた、みたいな。
しかし一人だけ、暗闇の中で古代ローマの歴史ストーリーの本を見出し、それを読み生き残りたちに接触しジュリアに会い・・・記憶を取り戻した。
ご都合主義的な確率だと思うけど生き残りの人類たちは異能生存体かも???
主人公はジュリアの代わりにマルコムを乗せ核を持ってテットに特攻する。
3年後ジャックの忘れ形見の娘と共に暮らすジュリアの元にやって来たのはクローンの一人Tech52だった。
見た後もモヤモヤする突っ込みどころ満載な作品とは、必ず作者が言いたかった意図があるのだ。
作品のテーマの他に意図するものがあるのである。
異星人ガ-と言って政治的に人類をミスリードしようとしているものに気を付けなさい。
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